おとといの午後のこと、僕のiPhoneがメールの着信を知らせるバイブで震えました。ふと見ると、写真家平間さんからのメール! 「これは、一体ッ!」と、妙に緊張して開いてみたのですが、その内容は平間さんの故郷である塩竈を舞台とした音楽祭、しおがまロックフェスティバル(GAMA ROCK)の開催が実現しましたので、よかったらぜひいらしてください、というものでした。
僕は3年ほど前、「カキが食いたい!」という友人のわがままをきっかけに、一路太平洋沿いをクルマで北上、そして塩竈港に立ち寄ってたらふくカキを食べたことありまして、これが塩竈という土地との初コンタクトでありました。その後、塩竈市出身の平間さんと夫婦そろってお付き合いさせてもらったりする中で、震災からちょうど1年となる今年の3月11日にも塩竈をあらためて訪問したりしました。活気を取り戻しつつある人々のすぐそばでは、まだ津波の爪痕がそのままに残り、そして復興とはほど遠いガレキの山……。僕はその光景に、言葉を失ってしまったことを今も強く覚えています。
GAMA ROCKは、震災以来、塩竈を始めとした東北、福島などへの支援活動を続けてきている平間さんを中心に企画された、音楽、食、そして写真とがコラボレーションするアートイベントとのこと。もちろん、僕もぜひ行きたかったのですが、案内にあった9月22日は、ちょうど東京で仕事が入ってしまっていて残念ながらお邪魔することは叶いませんでした。NO MUSIC,NO LIFE? ポスターの被写体気分を味わえ、そのうえ完成したポスターをその場でもらえるというイベント、ぜひ撮って欲しかったのに〜。
ホームページを見てみましたが、復興への思いとともに芸術の秋、食の秋を感じられる素晴らしいイベントになることと思います。気になる方はぜひGAMA ROCKのホームページをご覧になってみてくださいね。