27日、長野県小諸市を舞台に開催されたクラシックスポーツカーによるヒルクライムイベント「浅間ヒルクライム」にでかけてきました。出発前、僕は手元にあった原稿を終わらせるため、結局27日未明まで徹夜仕事。午前8時の現地到着を目指し、15分だけ仮眠をとって午前4時30に東京の自宅を出発。猛烈な眠気は2本の眠気覚ましで吹っ飛ばし、愛車ボルボをひたひたと走らせ、なんとか現地に到着したのが午前8時30分ちょうどでありました。さあ、ヒルクライムイベントが始まります。楽しんで見るぞー!

 ところが無事会場についたらまあ大変。標高2000mの浅間のワインディングは、視界5mというほどの深い霧に支配されていたのです。しかもモーレツに寒い!

 特に午前中の気温は10度なかったのではないかと思います。道すがら、「現地は寒いからホッカイロ買ってきたほうがいいよ!」という友人のアドバイスがなければ、いったいどうなっていたかと思ったものです。

 さてそんな中でも会場に集まった色とりどりのクラシックスポーツカーは、見事に浅間の山を駆け上り、観客を楽しませてくれました。お昼過ぎには天候も回復。太陽が顔を出し、紅葉の始まった山間部の美しさを浮き上がらせます。浅間の美しい景色の中、観客に手を振りながら愛機を走らせるドライバーの皆さんは本当に楽しそうに見えました。見て美しく、走らせても楽しい。あぁ、やっぱりスポーツカーっていいなぁ。

 初開催となった今回は、さまざまな事情ゆえ、「公道を封鎖しレーシングカーやスポーツカーをワインディングで思いっきり走らせる!」という当初の思惑を実現させることができなかった浅間ヒルクライムですが、ぜひ次回はヒルクライムイベントの”真の姿“とともに、日本に新しいクルマ文化を生み出して欲しいと感じました。来年は参加したいなー!