ホンダ

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 幕張メッセで2日に開幕した「ジャパン・キャンピングカーショー2017」に行ってきました。総出展台数300台超というアジア圏最大規模のキャンピングカーショーです。

 国内キャンピングカー市場、近年非常に活気を帯びてきているというデータがあります。昨年6月に日本RV協会より発表された資料によると、2015年度のキャンピングカー売上金額は過去最高を記録(357億円)。同協会所属事業者による出荷・輸入車両の総数は年間5264台。キャンピングカー販売における最多価格帯は500万円台とのことですが、一方で軽自動車登録キャンピングカーの人気が伸びてきており、その販売台数は2014年の689台から2015年度は一気に1077台まで増加。日本ならではの軽キャンピングカーも、市場拡大に拍車をかけているようです。

 個人的には2014年にキャンプデビューして以来、年に2〜3度くらいはボルボのトランクに荷物満載で泊まりがけのキャンプを楽しむようになったのですが、キャンピングカー所有とは無縁。しかし、クルマに宿泊や居住といった様々な機能をプラスアルファした「キャンピングカー」の姿はなんとも魅力的。そんなわけで、今回初めてキャンピングカーショー会場に足を運んでみることにしたのでした。キャンピングカーの最新事情を知ることができたことはもちろん、軽キャンパーから超高級輸入モーターホームまで様々なモデルを一度に楽しむことができ、非常に面白かったです。見ているだけで夢膨らみます。ラゲッジにテントを積んで出かけるキャンプとはまた全然違う、旅の想像力をかきたてる世界ですね!

 

ジャパン・キャンピングカーショー2017は2月5日まで開催。

公式サイトはコチラ。http://jrva-event.com/jccs/

ホンダが、2015年シーズンからのF1復帰を正式発表しました。エンジンおよび、エネルギー回生システム(通称”KERS=Kinetic Energy Recovery System“)のサプライヤーとして、マクラーレンとタッグを組むということです。『マクラーレン・ホンダ』の復活に加え、2014年シーズンから1.6リッターV6ターボの新レギュレーションへと突入する、ダウンサイズターボという新世代のF1シリーズへの挑戦を意味します。何より、第3期のF1参戦において、歯痒い思いでその闘いぶりを見ていた僕らF1ファンにとって、これほどエキサイティングなニュースはほかにありません。Ustreamで視聴しましたが、ホンダの記者会見には伊東社長、そしてマクラーレングループCEO、ウィットマーシュ氏も出席。まさに記念すべき1日です。内容を、ここに引用します。

ホンダ 伊東社長

2015年シーズンから、マクラーレンとのジョイントプロジェクトのもとパワーユニットサプライヤーとして参戦します。ホンダがエンジン、およびエネルギー回生システムを開発・製造・供給、一方マクラーレンが車体の製造・開発、およびチーム運営を担当し『マクラーレン・ホンダ』として活動します。

ホンダは4輪販売の開始した翌年1964年に、F1に初参戦しました。この、世界最高峰の4輪レースという厳しい競争の場で、自らの技術を磨き人材を育てて参りました。こうした中、前回の参戦で満足のいく結果を得られないままやむおえず撤退に踏み切った事は、わたくし自身大変悔しい思いがあり、ファンの皆様のご期待に添えなかったことを大変残念に思っています。当時F1に参加していた約400名の技術者はその後、環境技術を中心とした量産車の開発に加わり、特に電気自動車やハイブリッドなど電動化技術の領域におきまして短期間でホンダの競争力を大幅に向上させることに大いに貢献してくれました。」

一方で、F1でもダウンサイジング過給エンジンやエネルギー回生システムなど、市販車の環境技術に呼応する新しいレギュレーションが導入されることとなり、これまで以上にレースから市販車技術へのフィードバック、加えて市販車からレースへのフィードバックが期待できるようになります。このように、F1の新たな技術の方向性とホンダが目指しています開発の方向性が合致していく中で、将来ホンダを担う若い技術者からもF1に挑戦したいという声があがるようになりました。世界中の自動車メーカーが熾烈な競争を繰り広げる中、ホンダが勝ち残って行くためには、これからも卓越した技術進化を続けて行かなければなりません。そのためには若い技術者が自らの技術を世界で試し、磨く場が必要です。これからのF1は、それを実現するに最適な場であると考えます。

そして何よりもホンダは、創業以来、レースに参戦し勝利することで成長してきた企業です。わたくしは、世界中のお客様がこれまで応援してきてくださったのも、わたくしどもがレースに挑み、勝つ姿に共感してくださっているからだということを、あらためて認識しなければいけないとも感じております。

ホンダのコーポレートスローガンは『The Power of Dreams』でございます。このスローガンには、人々とともに夢をもとめ、夢を実現していくという強い意志がこめられています。この意思をもってホンダは、かつての盟友でF1界を代表する名門チーム、マクラーレンとともに、再びF1にチャレンジいたします。世界一を目指し、ホンダの技術力を結集してF1で一日も早く勝ち、皆さんとともに夢を実現したいと考えております。最後に、この度の参戦に向けて多大なるご理解とご協力をいただきましたFIAジャン・トッド会長と、フォーミュラワングループCEOのバーニーエクレストン氏にこの場を借りて厚く御礼を申し上げたいと思います。わたくしどもホンダにとりまして今年は4輪車販売開始50周年にあたります。この大きな節目の年に、新たな活動をご報告できたことを嬉しく思います。引き続きご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

マクラーレン グループ リミテッドCEO

マーティン・ウィットマーシュ氏

本日は歴史に残るあのホンダ・マクラーレンF1パートナーシップの新たなショーの幕開けを発表でき大変光栄に思います。

ホンダマクラーレンのパートナーシップと言えば、それは成功そのもです。1980年代から1990年代にかけ、ともにGP44勝、18度のワールドチャンピオンシップの栄光に輝きました。1988年には、歴代最強のF1カーであるマクラーレンホンダMP4/4を生み出し、アイルトンセナとアランプロストのドライブのもと、16戦中15勝しました。マクラーレンとホンダは、また新たな、非常にエキサイティングな冒険の徒につきます。マクラーレンおよびF1を愛する人を代表し、ホンダのF1参戦を心より歓迎いたします。両社にとって、過去の栄光を背負っての門出となります。

マクラーレンと同様、ホンダにはモーターレーシングスピリットが脈々と流れています。それは過去の栄光を再びこの手にし再度頂点に立ちたいという切に願う我々共通の鼓動です。我々は業界をリードする技術、イノベーション、そして性能への揺るぎないコミットメントを共有しています。世界有数の研究開発力と技術力に下支えされ、サーキットでの結果を出せる永続的パートナーシップを築き上げていきます。

ホンダは世界の技術の巨匠と評されていますが、その熱意と専門性はエンジン技術の開発にあると言えます。ホンダは過給エンジンのメーカーとして他社を寄せ付けない実績を持ち、F1でさらなる成功を追い求めるマクラーレンにとっては最良のエンジニアパートナーです。

挑戦に満ちた旅路であることはともに重々承知しています。 F1は非常に過酷なスポーツであり、年々競争が激化しています。しかし我々はこのパートナーシップを必ずや成功させ、最終目標である優勝を手にする所存です。強い意志と卓越した技術・知識をもってすれば、いかなる挑戦も克服できる自信があります。

両社には誇るべき実績、素晴らしいパートナーシップのもと、世界の最高峰にたった歴史があります。あれから数十年の時が流れたにも関わらず、供に刻んだあのF1の瞬間は未だに語り継がれています。ホンダとマクラーレンは、この栄えある歴史を胸に、再度栄光を手にする時に向かい邁進していきます。