Volvo 940

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 現在、仕事における移動のアシの中心はクルマ。クルマが故障して動かなくなることほど困ったことはありません。そのため日頃から940号の不調サインには特に目を光らせていました。いましたはずなんですが……それでも来る時は来るんですよね。今回も来てしまいました。

 問題はエンジンの始動不良。セルは回り燃料ポンプも動いているものの、エンジンのかかりが極めて悪くなってしまいました。かかったかと思えばアイドリングが不安定で、回転の安定までひと呼吸もふた呼吸も必要な感じ。

 さらにここにきて、エンジンがかかっても1気筒失火したような音と振動が発生するにいたり、現在不動中。思い当たる要因はいくつかありますが、まずは各ヒューズの状態やプラグの状態を確認しつつ、新車から未交換のプラグコードを交換してみるつもりです。

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7月7日追記:結局上記整備では治らず、レッカーにて整備工場入庫となりました……。

7月7日さらに追記:整備工場から「プラグコード順が間違ってます。これじゃいくらやってもエンジンはかかりませんよ。正しく差し直したらエンジンかかりましたが……」。なんと不覚! 凡ミスをやってしまった! でも、僕がプラグコードを交換する前からエンジン始動に異常をきたしていたことは確かなので、そのまま点検整備していただくことに。大変失礼いたしました……!

7月14日追記:整備工場から修理完了の連絡があり、整備代の支払いを済ませ自宅まで走って帰ってきたのも束の間。その日の夕方に出かけようとしたところ、入庫前と全く同じエンジン始動不良の症状が再発。治っていないということで、再入庫へ。

 お久しぶりのブログ更新です。またもやすっかり放置で、もー毎度のこと何やってんのやら……。

 ということで、とりあえず書きやすい愛車ネタから再開とまいります ^^;

 乗り始めてから2度目の車検が差し迫った5月初旬、気になっていたフロントコントロールアームブッシュと、スタビライザーエンドロッドの2カ所のブッシュ交換をしました。どちらも940の足まわりにおけるお約束のヘタり部品。

 整備記録簿を見るとスタビエンドロッドのブッシュは交換の形跡無し、コントロールアームブッシュに関しては2003年にアームそのものが交換されたらしいのですが、それにしたって12年もの。実際、ステアリング操作に対するフロントの反応はかなり曖昧になっていて、また左右に切る度にギーという異音も出始めていました。車検の際にお願いする手もありましたが、お笑いレストア道場企画のおかげで整備作業に大した垣根を感じることもなくなっていたので、ここはDIYです。

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スタビエンドとコントロールアームを繋ぐロッドのブッシュと、ラテラルロッド先端との接続部にあるコントロールアームブッシュを交換。ロッドのブッシュは見た目にも終わっているのがひと目でわかります。

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用意したパーツ。右側の2本が新品ブッシュ入りのスタビエンドロッド。左側のゴムの塊がコントロールアーム用ブッシュ。左右各2コずつ使用のため4コ必要。いずれもサードパーティ製のパーツ。スタビエンドロッドが2本で5,360円、コントロールアームブッシュ4コで4,950円。

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スタビエンドロッド上部のナットは15mm。しかも通常のソケットだとボルトの出っ張りがつっかえてしまったのでディープソケットを用意。ちなみに、新品パーツはここのナットが17mmに変わっていました。

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アーム接続部のナットは17mm。

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左:はからずも19年も働かせてしまった純正スタビエンドブッシュ。おつかれさまでしたを通り過ぎてもはや「申し訳ありませんでした」と謝りたいほどの痛々しさ。

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新品パーツに交換します。

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ロッド上部用新品ナット(17mm)は付属していますが、今回はあらかじめ買っておいた17mmの緩み止めナットを使いました。

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続いてコントロールアームブッシュを取り外しにかかります。2コのブッシュは、アームを貫くラテラルロッドを前後から挟むように装着されているため、ラテラルロッドをコントロールアームから取外さなければなりません。

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ところが、ラテラルロッドフレーム側のボルトナットが固着してしまっているようで全然回ってくれません。

このフレーム側は18mmアタマのM14ボルトが21mmのナットで止められていて、とにかく力が必要。ウマジャッキで上がる程度の高さではしっかり力の入る姿勢がとりにくく、変にリキんで安全性を損なうのも嫌だったのでレンタルガレージで2柱リフトを借り作業をすることに……。

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KTCの21mmレンチを力一杯回し、やっと外れたアームフレーム側のボルト。激しくサビていました!

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ボルトは磨きとネジヤスリで再生して再利用します。

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ビクともしないボルトナットに一瞬目の前がまっくらに成りつつも、無事両ブッシュの交換作業が完了。ステアリング操作に対する反応のしっかり感も回復し、また異音も激減。効果の高い交換作業でした。

 

 

 今日は愛車のことを書きます。先々週末くらいから、愛車(ボルボ940Est)の足まわりから”シャリシャリ、シャリシャリシャリッ……“、という異音が聞こえ始めていました。ブレーキ操作に合わせて起こる症状に、「あれ、何かローターに当たってる感じ……」などと思いながら、出張と取材とデスクワークが立て続け(こんな時に)に入ってしまっていたことでなかなか修理に持ち込めず。そんなこんなでごまかしごまかし走っていたところ、ついに先週末の静岡出張から帰ってくるころにブレーキング時の異音とガタツキが著しい状況に。

 週が明けて昨日。早速修理に持ち込んだのですが、状況はかなりひどくて右フロントのパッドが完全に終了、そのうえでブレーキを酷使してしまったため、キャリパーのOHも必要とのこと。ということで、左右フロントのローター&パッドの新調とともに、キャリパーOHも実施してもらうことになりました。

 修理担当者の方の「異音の出始めくらいに持ってきてもらえれば、キャリパーのOHまではしなくて済んだと思いますよ」との言葉に「もっと早く持ってくれば良かった……」と後悔しつつも、振り返れば今日まで今イチそんな暇もなかったわけで、事故なく修理を終えられたことで万事OKとしましょう。

 さてブレーキはひとまずアタリが出るまでは丁寧に。(もちろんその後もGentleなブレーキングを心がけます!)それにしてもリフレッシュ効果は抜群! ステアリングに「いいね!」ボタンがあったら、絶対押しちゃうほど快感。やっぱりクルマに乗るなら、しっかり整備されたクルマに乗りたいものです。特に”走る“、”曲がる“、”止まる“の3大要素には、しっかりと気をつかいましょう。そうすれば、もっとクルマが楽しくなるし、好きになりますから!