お久しぶりのブログ更新です。またもやすっかり放置で、もー毎度のこと何やってんのやら……。

 ということで、とりあえず書きやすい愛車ネタから再開とまいります ^^;

 乗り始めてから2度目の車検が差し迫った5月初旬、気になっていたフロントコントロールアームブッシュと、スタビライザーエンドロッドの2カ所のブッシュ交換をしました。どちらも940の足まわりにおけるお約束のヘタり部品。

 整備記録簿を見るとスタビエンドロッドのブッシュは交換の形跡無し、コントロールアームブッシュに関しては2003年にアームそのものが交換されたらしいのですが、それにしたって12年もの。実際、ステアリング操作に対するフロントの反応はかなり曖昧になっていて、また左右に切る度にギーという異音も出始めていました。車検の際にお願いする手もありましたが、お笑いレストア道場企画のおかげで整備作業に大した垣根を感じることもなくなっていたので、ここはDIYです。

IMG_2090

スタビエンドとコントロールアームを繋ぐロッドのブッシュと、ラテラルロッド先端との接続部にあるコントロールアームブッシュを交換。ロッドのブッシュは見た目にも終わっているのがひと目でわかります。

IMG_2079

用意したパーツ。右側の2本が新品ブッシュ入りのスタビエンドロッド。左側のゴムの塊がコントロールアーム用ブッシュ。左右各2コずつ使用のため4コ必要。いずれもサードパーティ製のパーツ。スタビエンドロッドが2本で5,360円、コントロールアームブッシュ4コで4,950円。

IMG_2116

スタビエンドロッド上部のナットは15mm。しかも通常のソケットだとボルトの出っ張りがつっかえてしまったのでディープソケットを用意。ちなみに、新品パーツはここのナットが17mmに変わっていました。

IMG_2122

アーム接続部のナットは17mm。

IMG_2126

左:はからずも19年も働かせてしまった純正スタビエンドブッシュ。おつかれさまでしたを通り過ぎてもはや「申し訳ありませんでした」と謝りたいほどの痛々しさ。

IMG_2129

新品パーツに交換します。

IMG_2132

ロッド上部用新品ナット(17mm)は付属していますが、今回はあらかじめ買っておいた17mmの緩み止めナットを使いました。

IMG_2108

続いてコントロールアームブッシュを取り外しにかかります。2コのブッシュは、アームを貫くラテラルロッドを前後から挟むように装着されているため、ラテラルロッドをコントロールアームから取外さなければなりません。

IMG_2125

ところが、ラテラルロッドフレーム側のボルトナットが固着してしまっているようで全然回ってくれません。

このフレーム側は18mmアタマのM14ボルトが21mmのナットで止められていて、とにかく力が必要。ウマジャッキで上がる程度の高さではしっかり力の入る姿勢がとりにくく、変にリキんで安全性を損なうのも嫌だったのでレンタルガレージで2柱リフトを借り作業をすることに……。

IMG_2143

KTCの21mmレンチを力一杯回し、やっと外れたアームフレーム側のボルト。激しくサビていました!

IMG_2151

ボルトは磨きとネジヤスリで再生して再利用します。

IMG_2153

ビクともしないボルトナットに一瞬目の前がまっくらに成りつつも、無事両ブッシュの交換作業が完了。ステアリング操作に対する反応のしっかり感も回復し、また異音も激減。効果の高い交換作業でした。