仕事

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早いもので今年も2月が終わろうとしています。そんな書き出しでしたためたこのブログが今年最初の記事になろうとは、いやはや……。

●現在、仕事の関係で最新のボルボV40 D4(ディーゼル)をお預かりしています。V40は2013年のデビュー時、クロスカントリー追加時と試乗の機会がありましたが、当時からスタイリッシュなデザインはお気に入りでした。それから約3年ほどが経過した今も、V40のデザインはとてもスタイリッシュに映ります。格好いいですね。

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●一方、愛車の940号は未だ不調のまま。昨年不具合が出てからボルボ専門店に修理に出したのですが、3度の入院で結局不具合が治らないまま返されてしまって……。それからごまかしごまかし乗り続けている状態です。目下、別の主治医を探して乗り続ける予定。

●お笑いレストア道場、今月も少し進みました。3/5発売のTipoにて、連載Vol.30が掲載されます。

●今日は久ぶりに演奏会に出かけてきました。全日本吹奏楽コンクールの全国大会で度々金賞を受賞しているという「横浜ブラスオルケスター」の第17回定期演奏会です。ホルン関係のイベントで知り合った方がこの横浜ブラスオルケスターの演奏者の方で、嬉しいことに今回の演奏会にお誘いくださったのです。横浜・みなとみらいホールで行なわれたステージは、どの曲も響きが素晴らしく、そのうえ美しさ・華々しさ・繊細さ・重厚さなどの表現も自在。ホールに圧巻の音楽が巡ります。本当に上手いなぁ。ぜひまた聴きに行きたいと思います。

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©Lamborghini Japan

 9月11日、ランボルギーニの最新フラッグシップ「アヴェンタドール LP750-4 SV」の国内ローンチイベントが神宮外苑の聖徳絵画館にて開催されました。SV(スーパーヴェローチェ)は、最高出力750PS、最高時速350km超の性能を持つアヴェンタドールのハイパフォーマンス・モデル。3月にクローズドクーペモデルが、そして8月にロードスターモデルが発表されましたが、その両モデルの国内初披露となったのが今回のイベントでした。クローズドクーペのLP750-4 SVが日本円でおよそ4800万円、ロードスターは5200万円オーバーという超高額のスーパースポーツですが、いずれも限定販売台数がすでに完売とのこと。

 さてこの SVの国内デビューに合わせ、当日は歴代ランボルギーニ・モデルによる記念パレードが都心の道路を舞台に実施されました。最新モデルはもちろん、カウンタックやミウラといった伝説的ヒストリック・ランボを所有する愛好家も多く来場されており、こちらも大変な華々しさでした(詳しくは9/26発売のスーパースポーツカー誌「 ROSSO No.220」にて執筆しています)。こうしたスペシャルなランボルギーニ・オーナーの皆さんにとっても、アヴェンタドール SVのスタイリングは想像以上で、期待を超えるカッコ良さがあるとのこと。数字で認識する性能はもちろん、この期待や想像を圧倒的に超えてくる存在感こそランボルギーニなのだな、と非常に印象深かったです。

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 今年も、Tipo オーバーヒート ミーティングへイベントレポーターのひとりとして参加しました。京阪神地方に記録的な豪雨をもたらした台風11号の影響もあり、移動に限って言えば一時は通行止めによる大規模な交通混乱も起きてしまったようですが、僕らは何とかこの混乱を避けながらイベント前日に現地入りすることができました。当日は結果的(?)に好天にも恵まれ、岡山国際サーキットにも例年通りアツい1日となりました。Tipo オーバーヒート ミーティング2015の詳細は、次号Tipoにて掲載の予定です。

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 7月10日にデビューしたスバルの新型車「インプレッサ SPORT ハイブリッド 」に試乗しました。スバルのハイブリッド第一弾は、2013年デビューの XVハイブリッド。ハイブリッドカー=燃費スペシャルという既成概念にとらわれることなく、ハイブリッドの特性を活かしスバルらしい走りの世界をさらに拡張することに挑み、そして形にしてしまった異色の1台でした。

  XVハイブリッドは現在、XVシリーズにおいて4割、またインプレッサ・シリーズ全体の販売ボリュームのうちでもおよそ2割を占めるまでに浸透。じっくり時間をかけながら市民権を獲得したこのスバル・ハイブリッドですが、インプレッサの5 Dハッチバックモデルである SPORTの新たなフラッグシップとして加わったのが、この「インプレッサ  SPORT ハイブリッド」です。昨年11月のマイナーチェンジでスポーティなスタイルとなったD型インプレッサ・シリーズですが、新型インプレッサ  SPORT ハイブリッドには専用デザインのバンパー類やアンダーモール、ガンメタリック塗装の17インチホイールといったエクステリアが与えられており非常にスポーティな外観が特徴。少し GRBの STIにも似たアグレッシブさを感じさせます。

 今回の試乗コースは、木更津市周辺の一般道。台風の影響で強い雨風に見舞われる悪条件ではありましたが、ワインディング路も含むルートで約1時間その走りを試しました。

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インプレッサ SPORTのガソリンモデルと全長は同一ながら、全高は+25mm、全幅は+15mm、最低地上高は−15mmとそれぞれサイズが異なる。ハイブリッドユニットの搭載位置の関係で、重心高は10mm低くなっている。

完成されたスポーティさと上質さ

 足回りはインプレッサ  SPORT ハイブリッドの専用仕様となっており、フロントサスアーム付け根ブッシュの変更、WRX用フロントクロスメンバーの採用、リアサスジオメトリの変更、専用ダンパーおよびスプリングの採用などが行われています。またタイヤも2.0リッターガソリン車の205/50R17から一回り幅広大径となる215/50R17タイヤが標準となります。つまり運動性能レベルを高めてきたということ。低回転から気持ちのよい発進加速を持ち、また中速域においても帆に風を目一杯に受けたヨットのように息の長い加速性能を発揮するレスポンスの良いハイブリッドユニットの組み合わせは、期待以上の楽しさです。

 応答性の良いフロントと高いスタビリティで荷重をしっかり受け止めるリアという前後バランスが絶妙で、WRXのように腰のあたり「グッ」と旋回を感じながらコーナーを駆け抜けることができる走り。WRXのようなマッシブさはなくとも、体を通して感じる正確な応答性を持った走りは、大雨のワインディング路にも楽しみを見い出させてくれました。モデルライフで熟成期を迎えた現行インプレッサをベースに XVで培ったハイブリッドユニットの特性を取り込み、しっかりとスバルらしい味付けのスポーティさと質感を作り上げてきた、そんな印象です。

 走りに関してもうひとつ感心してしまったことがあります。それは静かであること。雨の中ロードノイズを拾いやすい悪条件の中でも、街乗り領域でのキャビン内は非常に静粛性が高いといえます。ベースモデルもこの点では昨年のマイチェンで大きく改良されていましたが、インプレッサ  SPORT ハイブリッドにおいては静粛性が特に強化されており、走行中も耳に心地よい静けさが車内を包みます。

 やや気になったのが、イグニッションON/OFF時にのみ感じるエンジンの揺れ。どちらも「ぶるぶるっ」とボディに軽く揺れを伝えてきました。試乗できたハイブリッドはこの1台だけだったので比較ができなかったのですが、静粛性や発進加速性能、乗り味など、いずれも質感高くまとめられてるゆえ、こうした部分にも質感を求めたくなってしまうというものです。

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インプレッサ SPORT ハイブリッド。前後ライトにはクリアブルーのレンズが仕込まれている。

高められた省燃費性能

 省燃費性能も 従来型 XVハイブリッドのシステムからバージョンアップが図られています。JC08モード燃費は、従来型XVハイブリッドに対し0.4km/Lの上乗せとなる20.4km/Lとなりました。スバルのハイブリッドは、5.5 Ahの容量を持つニッケル水素バッテリーと10k Wの出力を持つトランスミッション内蔵型モーターを組み合わせたシングルモータータイプのシステムで状況に応じてEV走行も可能としていますが、インプレッサ  SPORT ハイブリッドの登場にあたり低燃費化のキーとなったのはバッテリー制御のさらなる積極活用化です。

 従来システムに対し、バッテリー充電状態が少ない状態でもバッテリー制御を活用=モーター駆動力をより積極的に使ってガソリン消費領域を軽減することで、燃費改善を果たしています。また CVTのフリクション低減やトルコンのロックアップ傾向の拡大も加え、発進加速や中間加速もよりレスポンスを高めているとのことで、これらも効率化に貢献しているでしょう。なお今回の試乗は登りのワインディングが多めだったこともあるのか、車載燃費計の数値は10km台。高速や街乗りを含めた現実的な燃費性能はいかほどが気になるところではありますが、そこまで把握するには至りませんでした。

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 新型インプレッサ  SPORT ハイブリッド、価格は「ハイブリッド 2.0i アイサイト」が250万5600円、快適装備やスタイリッシュな内外装パーツを充実させた「ハイブリット 2.0i-S アイサイト」が263万5200円ということで、価格面でもインプレッサ SPORTのフラッグシップということになります。

最新型アイサイトは次期型ハイブリッドからか

 インプレッサ  SPORT ハイブリッド全車に標準装備されるアイサイトはVer.2。アイサイトには、よりハイスペックの Ver.3が登場していますが、ハイブリッドモデルに関してはモーターとの協調制御を含めより複雑で大掛かりな制御プログラムでアイサイトをコントロールする必要があるとのこと。そのため今回のインプレッサ SPORT ハイブリッドでは 最新型アイサイトとの組み合わせが実現されませんでした。よりハイスペックな安全デバイスがあるならばそれとの組み合わせを期待したいものですが、 スバルとしてはアイサイトVer.2でも現時点で十分な性能とアドバンテージを持っていると言い、また最新の予防安全性能アセスメントにおいてもアイサイトVer.2搭載の XVハイブリッドで最高ランクを獲得しています。

 ハイブリッドモデルについては、現時点において技術的な蓄積と市場での実績という確実性を持つ Ver.2との組み合わせが最も優れたパッケージであるということと理解できます。人情的ではなくエンジニアリング的な方法論を優先した結果ということでしょう。もちろん研究開発は進めらていることでしょうから、次期型として登場するであろう電動化を内包するモビリティへの最新型アイサイトやアドバンスドセイフティパッケージといった先進安全装備の充実に期待したいところです。

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試乗したインプレッサ SPORT ハイブリッドのカラーはヴェネチアンレッドパール(右)。インプレッサ  SPORT ハイブリッドのテーマカラーだという鮮やかなクォーツブルーパールと比較すると対称的な印象を受けますが、スバル車では幅広い車種にラインナップされるなじみ深いカラーで、個人的な話で言えば初代レガシィ・ツーリングワゴンGTの後期型を思い起こさせるような落ち着いた色味が好みです。

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 2年前くらいから、なぜか急に「将棋」にハマりだしてしまいました。と言っても指す方ではなく「見る」方です。僕がまだ小・中学生くらいの頃に将棋界を席巻した羽生善治さんが、それから20年を経た現在もなお過半数のタイトルを維持し続けているということを何かのきっかけで知り、あらためて興味が湧いて将棋界の情報をチェックするようになったのがきっかけ。今ではおよその戦型やそこから展開する作戦、応手などまでは楽しめるようになりました。

 ちょっと前の話になりますが、その将棋界と自動車界がコラボするという奇想天外な企画「電王戦× TOYOTA  リアル車将棋」が今年の2月に西武ドームで行われ、これを自動車 Webニュースサイト「ホビダスオート(現在はアーカイブ記事のみ運営)」にて取材してきました。そのレポートがコチラ。ムービーも一生懸命編集したのですが……記事掲載の段階でボツになってしまいましたのでお蔵入りです^^;

※画像クリックで記事サイトへ

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羽生善治名人と豊島将之七段(若手のトップ棋士)とによる対局を、将棋駒に扮したホンモノのトヨタ車たちが巨大な将棋盤上で再現するというかつてないイベントで、大変寒い中でしたが熱い視線を送りながら取材を続けたのを覚えています。

 さて、将棋回七大タイトルは現在も羽生善治さんを中心に動いており大変面白いです。七大タイトル戦のひとつ「王座戦は」今まさに番勝負の真っ最中。しかも羽生王座に豊島七段が挑むというかたちで、車将棋の再現が繰り広げられています。今のところ羽生王座の2勝1敗。王座戦は5番勝負ゆえ先に3勝した方がタイトルの称号を得ますので、羽生王座が王手をかけている状況となります。

 また7月7日には、同じく七大タイトルのひとつ「王位戦」の番勝負が開幕。こちらもタイトルは羽生さんが保持しており、羽生王位に若手実力者の筆頭である広瀬章人八段が挑むシリーズ。いずれも対局の行方が非常に気になるところです。そういえばリアル車将棋、見事勝利を収めたのは……やはり羽生さんでした!