昨夏からエンジン始動とアイドリングの不調で今年に入ってからほとんど動かせずにいた愛車ボルボ940号が、ようやく治りました。この間何にもしせず放置していたわけではなく、幾度も修理工場に持って行ったり、それでも治らないんで自分で部品を交換したりとやっていたんですが、うまいこと結果が出てくれないうちに時間が過ぎてしまったという流れ。別のクルマに乗り換える選択肢もなくはなかったんですが、意外に940の四角い形に惚れ込んでしまっていることに気づいて「やっぱりなんとか直そう」ともがいていたわけです。

 今回、以前頼んでいた工場とは別の新しいお店に修理をお願いすることにしました。工場選びの決め手にしたのは、ボルボ純正テスターを完備しているという点と元々都内でボルボディーラーのメカをやっていた方たちが運営しているという2点。結果、持って行ったその場で「スイオンエラー」がわかり、ECU用水温センサーを交換して終了。適正水温を診断できなくなっていたため必死に燃料を無駄噴きしてエンジン回転を上げ水温を維持しようとしたり、またその異常噴射された燃料のせいでプラグが常にかぶり気味となってしまって、一旦エンジンを切るとしばらくは火花が飛びづらい状況のため再始動が難しくなってしまっていた……ということのようです。

 センサー交換後はもちろん、アイドリング異常もエンジン始動不良もバッチリ完治してしまいました。

 実はこの話にはひとつオチが。不調の症状から自分でも水温センサーが怪しいと思っていて、一旦センサーは自分で交換したんです。ところがこのセンサーがECU用ではなく水温計用のセンサーだったというわけ。もっとちゃんと整備書を読むべきだった!

 ちなみに今回の修理、部品は持っていたので整備代のみのお支払いで終了。費用は3000円もかかりませんでした。自分の中では水温関係の問題は潰したと思い込んでいたため、「こりゃきっとエアマスやO2センサーを交換しなきゃいけないかも。そうなりゃ部品代だけで10マン越えかぁ(遠い目)」と悲観しておりましたが、思いがけずお安く上がりました。ホッ。