エンジン始動不良の修理から戻ってきたのも束の間、その日に再度同じ症状が出て再入庫となっていたボルボ940。先日ようやく帰還してくれました。
結論から言えば「完治」に至らぬまま、調子が回復してしまった状況。整備工場によると「原因究明のための作業中にエンジンの始動不良が発生しなくなってしまい、不具合原因の特定が難しくなってしまった。しかし、エンジン始動に問題がなくなったのでひとまずこれでお戻ししたい」との結論が出て、この時点で入院期間が2週間以上に達していたこともあり、僕としても仕方がないのでこれにて引き取るという段取りとなったのです。
再入庫中、コンピューターやパワーステージといった怪しい箇所をテスト用パーツと置き換えながら丁寧に点検をしてくださったようです。ひとつひとつ要因を潰していく最中に、デスビキャップ内部にわずかな湿気とオイル汚れを、内部清掃とOリング交換で対応。説明を伺う限りでは、この作業あたりでエンジン始動不良の症状がでなくなってしまったそう。ですが、このデスビ内部環境の劣化そのものが今回のエンジン始動不良の原因であると判断するのも難しいとのことでした。
ちなみに、最初の入庫で指摘された不具合原因はクランク角センサーの劣化。当初はこの部品の交換によって完治報告を受けたわけですが、結局はクランク角センサーだけではなかったわけで、それに加えてこのデスビ内部環境の汚染とが複合的にエンジン始動時の点火に悪さをしたということなのだろうか。
とりあえずはしばらく神経とがらせながら940に乗らなくては……と思っていたところ、それとは別の問題が。なんとエアコンのコンプレッサーがONにならず、冷房が効かないクルマになってしまいました。つまりエアコン故障。19年、15万kmともなると、まあいろいろありますわなぁ……orz