昨年、学生の時以来久ぶりにホルンを再開しました。再開といっても、そもそも学生の頃にもわずか2年弱取り組んだことがあるに過ぎず、音の出し方も指使いも「……!?」な状態からのリスタートでしたが、そんな素人に微かな産毛が生えたかもしれない程度のホルン吹きの僕にも演奏の場の門戸を開いてくれる仏のような市民オーケストラを川崎市内に見つけまして、昨秋に入団しました。当時すでに3ヶ月後に迫っていた定期に向け全体合奏が進んでいるにも関わらず2ndホルンのアシスタントパートを用意してくださり、12月の定期演奏会で僕もステージを踏むことができたのでした。
明けて2016年。9月に予定されている第14回定期演奏会に向けた取り組みが始まっています。曲目はガーシュインのラプソディ・イン・ブルーとシベリウスの交響曲第2番というプログラム。そして今回僕は、シベリウス2番の2ndパートを担当させていただくこととなりました。
CMやテレビでも流れる機会が多くメロディーも知っているラプソディ・イン・ブルーに対し、シベリウスの曲は僕はほとんど聞いたことがなくこの2番も未知の曲。CDを買って聞いてみても最初は全然よくわからなかったのですが、最近になってとても綺麗で壮大な曲だなぁと感じてきています。練習時間と場所の制約はどうしても免れませんが、趣味のひとつとしてこの美しさと壮大さに少しでも近づけるよう本番を目指して楽しもうと思っています。